ヨガニードラとは?
このページではヨガニードラについて、私というフィルターを通してになりますが簡単にご紹介しています☆彡
totonoe yogaのレッスンではヨガニードラも取り入れていきます。
ヨガニードラとはヨガとタントラ哲学を基盤に生まれた、内観を伴う深いリラクゼーションです。
私たちが無意識のうちに抱え込んでいる慢性的な緊張は『身体』だけでなく『呼吸』『感情』『思考』にまで至り、その人本来の可能性を抑えてしまいます。ヨガニードラでは人を自然で健やかな本来ある状態に近づけていく試みをする練習になります。
1時間の練習で4時間の睡眠に値するほどの、高いリラクゼーション効果があると言われていますが、効果を得るためには適切な練習を重ねる必要がありますし、実際に1時間仰向けの状態で練習することはなかなか大変なのです…。
レッスンでは、20分程度のショートヨガニードラを身体を動かした後の最後の時間に取り入れていきます。
仰向けの姿勢をとり、目を閉じて、ガイドの声に耳を澄ませながら内観していきます。
ヨガニードラが初めての方でも、気楽に、眠るようなつもりでインストラクションに耳を澄ませてくださいね。
練習中はゆったりとした心で、今ここにある「わたし」に帰っていきます。
過去や未来に飛びがちな「こころ」を今、この瞬間を生きる私へと呼び戻し、内受容感覚を育みます。
そして、心と身体に積極的なお休みを与えることで、いつの間にか緊張していた
『身体』そして『呼吸』『感情』『思考』
を含めた、“その人全体”をリラックスした状態に近づけていきます。
具体的な効果としては
☆自律神経を整える
☆疲労感を和らげる
☆睡眠、休息不足を補う
☆身体感覚を高める
なども挙げられますが、病気の治癒やトラウマの解消として取り入れられていることもあり、その効果は人によってさまざまで、未知数…練習する目的も自由だと考えています。
また、ヨガニードラの特徴として、練習中に心の中で唱える「サンカルパ」というものがあります。
「san」は最高の存在とのつながり
「kalpa」は誓いを意味します。
サンカルパは心から起こしたいと思っている、内なる願いです。
ヨガニードラはこの内側から湧き上がる自身の願いを認識し、自分の中で許可を出し、馴染ませていく練習でもあります。
ヨガ的に考えると、私たちは5つの層からなる1つのエネルギー体です。
1番表面にあるのが一般的に『身体』と呼ぶ物質的な層。
そこから、『呼吸』『感情』『知性』…と内側に向かっていくと、真ん中に『純粋で理由の無い幸福』が満ちていると考えられています。3つの性質Sat Cit Ananda(真実・知・喜び)の全てを兼ね備えた、言葉では形容できない至福。
ヨガニードラではこのエネルギーの層を1つ1つ調和し、私たち本来の性質である静けさと優しさに帰っていく機会をつくります。そして、サンカルパは、内なる『知性』の部分から聴こえる声なのです。
とは言っても。サンカルパがピンとこない!という方もいらっしゃると思います。
もちろん無理に唱える必要はなく、またヨガニードラの間にそういった自分にとってはしっくりこない言葉が聞こえてきた時、
それは「自分以外の誰かが受けとるためのメッセージ」であり
今の自分のためのものではないのだと、その言葉自体を判断せずに、手放して頂けたらと思います。
サンカルパのヒントとして
・自分がどういう存在として生きていきたいか
・自分が素敵だと思う人の資質で、自分も育みたいものは何だろう?
・自分を通して、どんなエネルギーを周りに広げていきたいか
そんなところから探してみると良いかもしれません。
サンカルパは、『それが自他を傷つけず、内なる知性から生まれたものであれば最適なタイミングで実現する』と言われています。
最後に。
レッスンでは眠ってしまっても、途中で姿勢を変えたり、席を外しても大丈夫です!
その日のご自身の状態に合わせて、気負わず自由にこの時間を過ごしていただければと思っています。
また、ヨガニードラの後20分程は認知速度が緩むため、ぼんやりとした感じや、人によっては怠さを感じることがあるかも知れません。
終了後のスケジュールにはどうぞ少しの余裕を持ってご参加くださいね。